
進路指導
意志ある学びと意志ある進路を
現在、大学では4年間で10人に1人の学生が退学するといわれています。退学理由には、勉強に興味関心が持てなかった、この大学が合わなかった、などがあります。「先生や親が勧めたから」「友達が行くから」「なんとなく大学には行っておきたいから」といった弱い動機で進学した生徒が多いようです。大学は高校と違い、自分が何をしたいのかを明確にしないといけません。自分で考え、選択するという主体性が求められます。将来やりたいことを明確にして大学に進学する必要があり、将来の志望を明確にする時間である高校3年間をどのように過ごすのかが大切です。本校では生徒一人ひとりの「思考力」「判断力」「表現力」を伸ばすことを目的としてHRや総合的な探究の時間、授業時間に積極的にグループワークや討論を行い、自分の考えを文章にして発表し、他者の考えも聞くように指導しています。また、探究活動や行事などの学校生活の記録を、スタディサプリの活動メモに画像や文章で残します。自分の高校生活の記録を3年間蓄積することで、大学入試の際に自身を振り返るための大きな材料となります。
進路指導の流れ
具体的な取り組み
帝京大学体験授業
高大接続の一環として、高校1年生で帝京大学の八王子キャンパスを見学します。またさまざまな学部・学科から、高校生向けにアレンジされた大学の授業を体験することもできます。学問分野について具体的に知る大切な機会のうちの一つです。
学問研究・職業研究
1年次から自己分析で興味・関心を整理し、スタディサプリの進路適性診断や夢ナビ講義動画、帝京大学体験授業などを通して学問分野の知識を深めます。夏休み中の看護体験や保育ボランティア、大学のオープンキャンパス等への参加も促しています。
先輩から学ぶ[合格体験記]
さまざまな受験形態を経験した高校3年生から高校2年生に対して、志望理由書・面接の準備を始める時期や具体的な学習方法、息抜きの仕方などを伝える場です。2年生からは質問も多く寄せられ、受験生になることを意識する良い機会にもなっています。
質問しやすい自学自習環境
朝の始業前と放課後、長期休み中に開放している自習室があり、各自のスマートフォンを使ってスタディサプリに取り組むこともできます。定期考査前には職員室前に長机を設置し、生徒の質問に素早く対応できる場としています。
-帝八で伸びるポイント- 担任・教科担当を越えた教員サポート
定期考査前などは普段身近にいる担任や教科担当の教員はもちろん、授業で教わっていない教員に質問をしている生徒も多くいます。少人数というメリットもあり、大学入試に必要な志望理由書の添削や、面接の練習等も一人ひとり丁寧に、かつさまざまな教科の教員が関わって指導することが帝京八王子の強みです。