母校に戻ってきた卒業生
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岸田 怜子(国語科)
私は帝京八王子の卒業生であり、かつ現在教員として働いています。在学時は日々の何気ない雑談から進路の相談まで、先生方によく話を聞いていただいたのをよく覚えています。教員になってからは、自分がしてもらったように生徒に寄り添うことを心がけています。日々生徒たちと対話していると言い方ひとつ、書き方ひとつで印象が大きく異なる、言語というものの難しさに直面します。私はそこに国語の面白さがあると考えています。皆さんとともに帝京八王子で国語の面白さを学ぶ日を心待ちにしています。
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岩田 将貴(保健体育)
高校生の時にお世話になった先生方と一緒に働きたい、大人としての礼儀やマナーを身に付けさせてくれた学校に対して恩返しをしたいという思いで、教員として本校に戻ってきました。
高校生というのは社会に出るための準備期間です。そのために我々教員は校則を始めとするルールに対しては厳しく指導しております。本校の校訓にもある『礼儀・努力・誠実』は1人の人間として忘れずに心に留めており、そして社会人になった今では当たり前のように感じております。
私自身、元々は海外支援の仕事をする予定でした。就職という大きな節目の時に、帝京八王子でのカナダ語学研修などの経験が礎となり海外へと視野を広げたきっかけとなりました。これから入学される生徒の皆さんも、人生の岐路で迷った時に、帝京八王子での経験を活かしてほしいと思っております。
社会へ羽ばたいた卒業生
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人間力は高校時代に最も身につけておくべきスキルの一つです。人間力とは、「思いやりの心」「気遣いの心」など人の内面を映す力です。これらは、大学進学のみならず、社会人として生きていく中で大切な力であると私は思います。帝京八王子では同学年だけでなく、上級生や下級生との繋がりをつくる機会が多いので自然と人間力を身につけることができます。帝京八王子で過ごした6年間は、私にとって学習面の成長だけでなく自分の人間力を磨き成長させる大切な時間となりました。(T.T.さん)
関口 修平(理科)
私は、帝京八王子中学校と高等学校を卒業し、現在は本校で理科を担当しています。生徒として通っていた当時、先生方や上級生と関わる中で、校訓である「礼儀・努力・誠実」を自然と身につけることが出来ました。これらは卒業後から現在に至るまで、非常に役立っています。また帝京八王子の特徴として、教員と生徒の距離が近いということが挙げられます。私の担当している理科の授業は、どうしても難しく退屈に感じてしまうことがありますが、授業以外の話を交えたり、なるべくシンプルで簡単に説明をしたり、質問しやすい環境作りを心掛けています。身のまわりにある「なぜ」を一緒に考えてみませんか。