５月１１・１２日にかけて、高校３年生は校外授業を実施しました。

１日目は静岡県清水市にある久能山東照宮と三保の松原に行きました。徳川家康を祀る神社である久能山を麓から登りました。石段を登るのは大変でしたが、上では太平洋を一望でき清々しい気持ちでした。平成大修復を終え色鮮やかな社殿は見ごたえがありました。そこかしこに「阿吽」の対の像があり、この世の始まり（阿あ）から終わり（吽うん）まで平和な世が続くようにという家康公の思いを見ることができました。

三保の松原は世界遺産となった富士山の構成資産となっており、松原から見える海と富士山はとてもきれいでした。本来は清水港の見学でしたが、コロナの影響により変更となりました。清水港見学では港の役割や物流の在り方、景観に対する取り組みや、海洋プラスチックごみの問題などについて学ぶ予定でした。

宿泊場所は西伊豆のホテルニュー銀水であり、温泉に入って海の幸を堪能しました。

２日目はまず、西伊豆の堂ヶ島クルーズで洞窟巡りをしました。堂ヶ島の洞窟は海底が隆起し、波の浸食によってできたものです。一部洞窟の天井が崩れ、天窓となっている場所があり、非常に神秘的でした。高校２年の修学旅行で訪れた沖縄の石垣島の鍾乳洞は、海底が隆起してできたもので、鍾乳洞内に貝の化石がありました。地球の大きな動きを石垣島でも西伊豆でも体感できました。

昼食の後には、お楽しみのいちご狩りをしました。食べ放題であり、大きくて甘いいちごを１００個以上食べた生徒もいました。普段できない体験ができました。最後には三島スカイウォークに行きました。ここは晴れていれば駿河湾や富士山が一望できる絶景ポイントですが、残念ながら雨が降ってきてしまいました。

高校３年生は入学当初からコロナの影響により中止になった学校行事が多かった学年でしたが、最後の宿泊行事である校外授業を無事終えることができました。良い思い出になったと思います。