デートDV講習
7月9日、中学生・高校生を対象として、デートDV講習が行われました。近年、20代女性の3人に1人は交際相手からの暴力(DV)を受けているとされ、男性も暴力を受けることがあるとされています。そこで、本校ではデートDV講習で、どのようなものがDVなのかを知り、交際相手との適切な関係を保つにはどうすべきか考えてもらっています。大切なことは相手を尊重することであり、それは自分との違いを認めるところから始まるという話がありました。相手を束縛することが愛情と考えられてしまう傾向がありますが、束縛は相手を尊重しておらず、相手を尊重している愛情とは異なるものです。束縛の仕方はさまざまであり、パワーとコントロールが巧みに使われ、期間限定の優しさがあったら、それはコントロールに他ならないという指摘もありました。束縛はさまざまな形の暴力にいたりますが、暴力は遺伝ではなく学ぶもの、という言葉も重いものでした。良い関係性を学び、対等な関係を交際相手と結ぶ。これらのことは、交際相手だけではなく、普段の友人関係にも当てはまることです。グループワークやロールプレイも織り交ぜながら、生徒たちは熱心に講習を受けていました。今回の講習をきっかけにして、良い人間関係が築けるようになってもらいたいと思います。