お知らせ

Power of Smile 2024年度 後期号

2025.03.31
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帝京八王子中学高等学校通信

~Power of Smile 2024年度後期号~


・校長室から(2025年3月)

去る3月17日、本校では卒業式が行われました。中学、高校それぞれ厳粛に執り行われ、卒業生は立派で、素晴らしかった事を、在校生の諸君にも伝えたいと思います。先輩方が皆、本校での学習を通じ、校訓をしっかりと身に着け、卒業していったことを喜ばしく思います。それは卒業生諸君の自覚が大きかったのはもちろんですが、保護者の皆様のご理解と、多大なるご協力のおかげであり、誠に感謝しております。

さて、生徒諸君は学年末考査を終え、終業式も終えて、春休み気分という人も多いでしょう。また、生徒諸君は、1年が過ぎれば学年がひとつ上がることを当たり前に感じているかもしれません。しかし、年度末を迎えたこの時、「自分はこの一年で何を学んできたのが、本当に自分は成長しているのだろうか」と、よく考えてほしいと思います。この一年、自分がすべきことをちゃんと行ってきただろうか。自分の将来をしっかりと考えずに楽をしてきて、「大丈夫だろう」と甘い見通しでいないだろうか。ここで「自分は大丈夫」と考える人ほど、自分の足りないところに気が付いていないものです。学習すべきことがまだまだあることに気づくことが成長の第一歩なのです。

生徒諸君は、あらゆることに対し未だ学習の途上であり、成長途中です。そして、その成長は毎日少しずつでも努力を続けることで、いつもは気づかないような成長が、1年後には大きな成果をあげており、自分が成長していることに気が付くのです。比較するのは過去の自分であり、他人ではありません。一人ひとり目指すものは違うでしょう。それを比較しても意味はないのです。自分の目標に向けて、4月より気持ちを新たに頑張りましょう。

 


後期の主な記事

交通安全教室

帝京大学体験授業・キャンパス見学会

日本武道館書初め大会(書道部)

スキー教室(中学3年)

バレンタインライブ2025(軽音楽部)

オーストラリア修学旅行①

オーストラリア修学旅行②

オーストラリア修学旅行③

球技大会(高校1年)

ボストン研修旅行①

ボストン研修旅行②

ボストン研修旅行③

ボストン研修旅行④


・卒業式

3月17日(日)の午前に中学校、午後に高等学校の卒業式が挙行されました。中学第24期生12名、高校第44期生75名が帝京八王子を巣立っていきました。卒業式では卒業証書授与の際の呼名、答辞など卒業生による最後の雄姿は堂々としてとても立派でした。表彰も行われ3年間の苦労が報われた瞬間ではなかったでしょうか。卒業式後は友人やお世話になった先生方と記念写真や胴上げなど最後の歓談をする姿がみられました。

 

 

 

 

 

 

 


・四季の花

和名 タチツボスミレ

学名 Viola grypoceras

スミレ科 スミレ属 多年草

開花期 4~5月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学名のViolaは「スミレ属」のという意味です。園芸植物のビオラもスミレ属なので、学名にViolaが入ります。毎年本校の林付近から沢山生えてきます。花を横から見ると、距と呼ばれる突起物があります。ここに蜜がたまっていますが、タチツボスミレの場合、距が長いので、長い口をもつ生物でないと、蜜を吸えません。このように植物は、特定の生物に、蜜と引き換えに花粉を運んでもらうように進化しています。

(理科 大澤 瑞樹)


・編集後記

1917年にロシア革命がおこり、世界初の社会主義国(ソヴィエト)が誕生した。欧米・日本は社会主義の波及をおそれ、誕生して間もないソヴィエト政権を叩くべくシベリア出兵を行った。日本ではこのシベリア出兵を見越して軍用米の増加をみこんだ商人の買い占めや売り惜しみがおこり米価が急上昇した。米騒動である。1918年1月の米価は1石(150㎏)あたり23円78銭であったのに対し同じ年の8月には1石あたり41円6銭と約2倍に高騰した。富山県の魚津町の主婦たちが米騒動を起こし全国に波及し当時の寺内正毅内閣はこれに軍を投入し鎮圧。この責任を取って総辞職をした。

時は経ち令和の時代、米5㎏あたり約2000円で購入できたものが、最近では約4000円に高騰した。もはや米騒動が起きるレベルになっている。日本政府は備蓄米放出を決定し市場に出回っているらしいが、いっこうに米価が下がる傾向がない。高騰しているのは米だけではない。ガソリン、電気料金、食料品など生活に欠かせないものの高騰が収まる気配がない。国民は物価高を受け様々な工夫をしている。読者はどんな工夫をしますか?筆者は危機管理や節約のために太陽光発電に切り替えようかと真剣に検討している。